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【神戸駅】2019年11月に竣工したザ・パークハウス 神戸タワー

三菱地所レジデンス、JR西日本不動産開発、三菱倉庫、安田不動産が神戸市中央区相生町1丁目の旧三菱合資会社神戸支店(後のファミリアホール)跡地に建設したザ・パークハウス 神戸タワー。神戸市の景観形成重要建築物に指定されている旧建物の外観を低層部に復元した超高層分譲マンションで、規模は地上33階建て、高さ116.95m、延床面積39,520.55㎡、総戸数352戸、2019年11月に竣工、2020年3月より入居を開始した。

完成イメージ図

ザ・パークハウス 神戸タワー 完成イメージ図
ザ・パークハウス 神戸タワー 完成イメージ図
ザ・パークハウス 神戸タワー ファサード 完成イメージ図
基壇部の外観イメージ

引用元:「ザ・パークハウス 神戸タワー」 2018年3月17日(土) モデルルームグランドオープン【三菱地所レジデンス他】

1900年(明治33年)に建てられた「旧三菱合資会社神戸支店」は明治の建築界を代表する曽根達蔵が設計。1919年(大正8年)より「三菱銀行神戸支店」となり、60年近くに渡って銀行機能が置かれた。その後、1977年(昭和52年)に神戸発祥の子供服ブランド、ファミリアの本社となり、「ファミリアホール」という名で市民に親しまれた。

復元においては、まず外壁を手作業で解体し、5,327点に及ぶ部材を保管。新築時に組み直す「生け捕り」という手法を採用。外壁だけでなく、旧三菱銀行時代の金庫扉や半円アーチをエントランスホールに用いる等、内装においてもクラシカルな空間を醸成している。

建物の制振構造には「デュアル・フレーム・システム(DFS)」を採用。屋上階に非常用発電機を設置し、停電時でも非常用エレベーターの稼働が出来るよう設計されている。

建物外観(2021年5月撮影)

ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 01
建物北東側から撮影
ガラスバルコニーの高層部が美しい外観
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 02
旧建築が再現された基壇部
近代建築とタワーマンションが見事に融合している
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 03
建物北側から撮影
周囲の電柱は地中化が行われている
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 04
建物南東側から撮影
南側には近代建築風の東成ビルディングが建っている
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 05
神戸の街並みに溶け込む基壇部
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 08
神戸市指定景観形成重要建築物のサイン
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 06
マンションエントランスの様子
高級感に溢れるシンプルな色使い
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 07
南西側角に設けられたエアリーパーク
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 09
保存された旧ファミリアホールのコリント式オーダー
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 10
コリント式オーダーの解説文
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 11
石張りの内側に存在した煉瓦壁の解説文
ザ・パークハウス 神戸タワー 2021年5月 12
東洋のウォール街と呼ばれた栄町通の解説文

物件概要

名称 ザ・パークハウス 神戸タワー
計画名:(仮称)神戸市中央区相生町1丁目計画
所在地 地名地番:神戸市中央区相生町1丁目1番1号
用途 共同住宅(ファミリー352戸)
敷地面積 3,051.00㎡
建築面積 1,594.29㎡
延床面積 39,520.55㎡
容積率対象面積
高さ 116.95m
階数 地上33階・地下1階
構造 鉄筋コンクリート造
建築主 三菱地所レジデンス株式会社・JR西日本不動産開発株式会社・三菱倉庫株式会社・安田不動産株式会社
設計者 株式会社大林組 大阪本店一級建築士事務所
施工 株式会社大林組 神戸支店
着工 2017年(平成29年)4月1日
竣工 2019年(令和元年)11月

地図

場所は栄町通とハーバーロードが交わる神戸中央郵便局前交差点の南西角。東側に神戸を代表する観光スポットのハーバーランドがある。最寄り駅は神戸高速線 西元町駅で、西口から徒歩約2分、その他、JR神戸駅から徒歩約5分、神戸高速線 高速神戸駅から徒歩約6分、神戸市営地下鉄海岸線 みなと元町駅から徒歩約6分、ハーバーランド駅から徒歩約6分、神戸高速線 花隈駅から徒歩約7分、神戸市営地下鉄西神・山手線 大倉山駅から徒歩約9分。

公式資料および関連サイトなど

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