大阪航空局、近畿財務局、大阪市、八尾市で構成される八尾空港西側跡地検討会議は、大阪府八尾市空港2丁目、八尾市大字木本、大阪市平野区長吉川辺3丁目にまたがる駐機場跡地(約9.2ha)の再開発を検討している。 地域の活性化に資する都市機能の導入や土地利用を想定しており、今後、市場性の有無等を把握することを目的としたマーケット調査を実施するとしている。
位置図
引用元:八尾空港西側跡地検討会議【八尾市】
開発予定地は大阪メトロ谷町線八尾南駅の北側一帯で、もともとは八尾空港のエプロン(駐機場)として使用されていた土地。1984年にエプロンが廃止されて以降、広大な敷地が金網で囲まれ、ほぼ手つかずの放置状態となっていた。面積は八尾市域が約7.1ha、大阪市域が2.1haで、総面積は約9.2haとなる。
開発コンセプト
引用元:八尾空港西側跡地検討会議【八尾市】
街づくりのコンセプトは、地域の活力と元気を引き出す「複合機能都市拠点」。八尾市では「にぎわい・活力あるまち」、「くらしをサポートするまち」、「災害に強い安全・安心のまち」を、大阪市では「地域の活性化」及び「コミュニティ形成」の拠点の誘導を目指すとしている。
導入を想定する機能
引用元:八尾空港西側跡地検討会議【八尾市】
八尾空港西側跡地検討会議が導入を希望している機能は、
・A地区(6.2ha) 商業・業務・文化等
・B地区(1.2ha) 商業・業務・文化・住宅等
・C地区(1.7ha) 住宅・業務・生活利便(教育環境・子育て支援、地域コミュニティ機能)
・D地区(0.4ha) 住宅・業務・生活利便(教育環境・子育て支援、地域コミュニティ機能)
となっている。
また八尾南駅の北側出口付近に約2,900㎡の駅前広場を整備、敷地南側に沿って幅員16mの東西方向道路、敷地西側に幅員12mの南北方向道路、敷地東側に八尾南駅のデッキと接続する幅員7mの歩行者専用立体通路および幅員3mの歩行者専用通路、約3,000㎡(1,200台分)の自転車駐車場の整備を想定している。