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【梅田】うめきた2期地区開発事業(大阪駅北地区)の建設状況 2021年7月

三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社(大林組SPC)の9社が、大阪市北区大深町の旧梅田貨物駅跡地の約91,150㎡に建設中の(仮称)うめきた2期地区開発事業。2013年には先行開発区域としてグランフロント大阪が開業、ほぼ同じ顔ぶれの事業者連合が2期地区の開発を手掛けることになった。

完成イメージ図

コンセプトは「“Osaka MIDORI LIFE”の創造」。これまでの都市づくりのパラダイムを超え、多様性を受け入れて知恵を分かち合い、それぞれの“Quality of Life(QOL)”の向上を感じられる社会の構築に貢献。そのために「みどり」と融合した生命力あふれる都市空間や、イノベーション活動の拠点、様々な人が新しい活動にチャレンジできる仕組みをつくり、活力に満ちた創造的なライフモデル”Osaka MIDORI LIFE“をうめきたから関西、そして国内外へと発信する。

うめきた2期地区開発事業 全体 完成イメージ図
うめきた2期地区開発事業の全体イメージ
外観上は全7棟のビルが建設される
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 完成イメージ図
南街区賃貸棟の完成イメージ図
4棟のビルが低層部を共有する構造
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 商業施設 完成イメージ図
南街区賃貸棟 低層部の完成イメージ図
多層構造の商業施設となる
うめきた2期地区開発事業 北街区賃貸棟 完成イメージ図 01
北街区賃貸棟の完成イメージ図
バックにグランフロント大阪北館が描かれている
うめきた2期地区開発事業 北街区賃貸棟 完成イメージ図 02
北街区賃貸棟 低層部の完成イメージ図
うめきた2期地区開発事業 都市公園 完成イメージ図
都市公園の全体イメージ図
南北に「ひらめきの道」と呼ばれるデッキが通る
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 都市型スパ 完成イメージ図 01
都市型スパの屋外プール 完成イメージ図
都市公園を見渡せる
うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 都市型スパ 完成イメージ図 02
都市型スパの屋内プール 完成イメージ図

引用元:
うめきた2期地区開発プロジェクト
株式会社ラスイート 蓮 うめきた ティザーサイト

規模は南街区賃貸棟が地上39階建て、高さ181.50m、延床面積317,249.30㎡、南街区分譲棟が地上51階建て、高さ約185m、延床面積約93,000㎡、総戸数約600戸、北街区賃貸棟が地上26階建て、高さ124.30m、延床面積65,421.20㎡、北街区分譲棟が地上47階建て、高さ約175m、延床面積約85,000㎡、総戸数約600戸、2024年夏頃に先行まちびらき、2027年度の全体開業を予定している。

施設配置

うめきた2期地区開発事業 位置図
うめきた2期地区開発事業 エリア狭域図

うめきた2期地区への導線は、JR大阪駅ノースゲートビルディング、グランフロント大阪北館、新駅ビル、新梅田シティからのデッキ接続、うめきた広場からの地下接続となる。北街区と南街区の間は都市計画道路が通り、両サイドにステッププラザと呼ばれる歩行者空間を整備。その上を2階レベルで「ひらめきの道」が通る構造。

うめきた2期地区開発事業 プロジェクト配置図
うめきた2期地区開発事業 プロジェクト配置図

敷地全体を南街区と北街区に分けて開発。南街区にMICE施設、オフィス、商業、ホテル(スーパラグジュアリーホテルおよびアップスケールホテル)、都市型スパからなる高層複合ビルを1棟(外観上は4棟)、分譲高層住宅を1棟、北街区に中核機能、オフィス、商業、ライフスタイルホテルからなる高層複合ビル1棟、分譲高層住宅を1棟建設する。中央部に約45,000㎡の都市公園を設け、南側にリフレクション広場、北側にうめきたの森が整備される。

建設されるビルをまとめると以下のような構成となる。

南街区賃貸棟:地上39階、高さ181.5m、延床面積314,250㎡
南街区分譲棟:地上51階、高さ約185m、延床面積93,000㎡、総戸数約600戸
北街区賃貸棟:地上26階、高さ124.3m、延床面積64,200㎡
北街区分譲棟:地上47階、高さ約175m、延床面積85,000㎡、総戸数約600戸

南街区賃貸棟は東棟と西棟に分かれており、またそれぞれも2棟に分かれているように見えるが、建築計画上は1棟として扱われており、それぞれの詳細な高さ等は発表されていない。

現地の様子(2021年7月)

うめきた2期地区開発事業 2021年7月 01
南街区の建設地を南側から撮影
多数の重機が林立している
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 02
南街区の建設地を東側から撮影
この辺りが都市公園の玄関口となる
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 03
南街区の建設地を南側から撮影
右側では地下新駅の建設工事が進んでいる
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 04
南街区の建設地を南側から撮影
左端の分譲棟の工事はまだ始まっていない
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 05
グランフロント大阪北館から南街区方面を俯瞰
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 06
都市公園の建設地を俯瞰
中央の盛土の辺りが「リフレクション広場」となる
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 07
南街区の建設地を俯瞰
物凄い数の重機が集まっている
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 08
地下新駅の建設現場を俯瞰
地上の大阪駅と改札内で往来が可能となる
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 09
グランフロント大阪北館から都市公園予定地を俯瞰
写真中央の辺りが「うめきたの森」となる
うめきた2期地区開発事業 2021年7月 10
北街区の建設地を俯瞰
2021年2月より工事がスタートしている

物件概要

うめきた2期地区開発事業 計画諸元
うめきた2期地区開発事業 計画諸元
南街区賃貸棟

名称 (仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟
所在地 大阪市北区大深町1番39の一部、19番13の一部、19番7の一部
(大阪都市計画事業大阪駅北大深西地区土地区画整理事業区域内9街区①-1、③-2)
用途 事務所・ホテル・商業施設等
敷地面積 25,262.07㎡
建築面積 17,586.72㎡
延床面積 317,249.30㎡
容積率対象面積 277,882.77㎡
高さ 181.50m
階数 地上39階・地下3階
構造 S造 (一部RC造・SRC造)
建築主 三菱地所株式会社、大阪ガス都市開発株式会社、オリックス不動産株式会社、関電不動産開発株式会社、積水ハウス株式会社、株式会社竹中工務店、阪急電鉄株式会社、うめきた開発特定目的会社
設計者 株式会社三菱地所設計関西支店一級建築士事務所
施工 うめきた2期共同企業体 (株式会社竹中工務店・株式会社大林組)
着工 2020年(令和2年)12月上旬
竣工予定 2024年(令和6年)11月下旬

うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 建築計画のお知らせ
南街区賃貸棟 建築計画のお知らせ
北街区賃貸棟

名称 (仮称)うめきた2期地区開発事業 北街区賃貸棟
所在地 大阪市北区大深町1番40、1番41の一部、1番18の一部
(大阪都市計画事業大阪駅北大深西地区土地区画整理事業区域内6街区②-2、①-2)
用途 事務所・ホテル・商業施設等
敷地面積 8,402.88㎡
建築面積 5,350.00㎡
延床面積 65,421.20㎡
容積率対象面積 54,618.72㎡
高さ 124.30m
階数 地上26階・地下3階
構造 S造 (一部RC造・SRC造)
建築主 三菱地所株式会社、大阪ガス都市開発株式会社、オリックス不動産株式会社、関電不動産開発株式会社、積水ハウス株式会社、株式会社竹中工務店、阪急電鉄株式会社、うめきた開発特定目的会社
設計者 株式会社日建設計一級建築士事務所
施工 うめきた2期共同企業体 (株式会社竹中工務店・株式会社大林組)
着工 2021年(令和3年)2月中旬
竣工予定 2024年(令和6年)4月下旬

うめきた2期地区開発事業 北街区賃貸棟 建築計画のお知らせ
北街区賃貸棟 建築計画のお知らせ

地図

建設場所はJR大阪駅の北西側に位置する旧梅田貨物駅跡地。JR大阪駅を初め7駅13路線が集結する関西最大の巨大ターミナルに位置する。2023年にはJR大阪駅と改札内で接続する「うめきた(大阪)地下駅」が開業し、関空特急はるか等が停車することにより、広域アクセスが飛躍的に向上すると見込まれている。

公式資料および関連サイトなど

過去の取材記事リスト

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