大阪府が吹田市の万博記念公園駅南側一帯で整備を計画している万博記念公園駅前周辺地区活性化事業。18,000人収容の西日本最大級アリーナを中心に、商業施設、ホテル、オフィスなどを整備する計画で、2023年の工事着手、2027年中に第Ⅰ期の開業を予定。第Ⅱ期以降は2032年以降に順次開業予定となっている。
完成イメージ図
大阪府は万博記念公園駅前周辺地区の活性化に向けた検討を重ねた結果、民間事業者とともに「大規模アリーナを中核とした大阪・関西を代表する新たなスポーツ・文化の拠点づくり」を推進していくことを決定。2019年10月より公募型プロポーザル方式による事業者選定を開始。2021年5月19日、三菱商事都市開発、AEG(Anschutz Entertainment Group)、関電不動産開発で構成される企業共同体を選定。提案内容を公表した。
引用元:万博記念公園駅前周辺地区活性化事業の事業予定者の決定について【大阪府】
提案内容は、収容人数18,000人(固定観客席13,400席)の西日本最大級となるアリーナ棟(延床面積69,550㎡)を中心に、商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅などを整備する計画。アリーナは世界フィギュアスケート選手権やプロテニスWTAツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦などの国際的なスポーツ大会の開催に対応。来館者数は年間約180万人を想定している。
計画図
計画では全体を第Ⅰ期~第Ⅳ期に分けて開発する。
第Ⅰ期は万博記念公園駅南側の中央駐車場跡地にアリーナ棟、テニスコート、エネルギーセンターを建設、その東側にイベントプラザ、アリーナプラザ、商業・カジュアルホテル棟および2棟のANNEX棟を建設、西側のABCハウジング千里住宅公園跡地に共同住宅①を建設。アリーナは2027年中の開業を予定している。
第Ⅱ期は万博記念ビル跡地にフルサービスのホテル棟およびオフィス棟A、オフィス棟Bを建設。第Ⅲ期はホテル阪急エキスポパーク跡地の一部にオフィス棟C、商業棟およびオフィスパークを建設。第Ⅳ期はホテル阪急エキスポパーク跡地の一部にオフィス棟D、ABCハウジング駐車場跡地に共同住宅②および共同住宅③を建設。第Ⅱ期~第Ⅳ期は2032年以降に順次開業させる予定となっている。