パナソニック他13社が大阪府吹田市岸部中5丁目のシントー(神藤ポンプ製作所)工場跡地に建設中のSuita SST (Suita サスティナブル･スマートタウン)。ファミリー向け分譲マンション｢パークナード･グラン吹田SST｣、シニア向け分譲マンション｢パークナード吹田SSTエクラ｣、阪急オアシスが運営する複合商業施設｢(仮称)オアシスタウン吹田SST｣、学研が運営するウェルネス複合施設等で構成される大型再開発プロジェクトで、2022年春の街開きを予定している。
完成イメージ図
Suita SST (Suita サスティナブル･スマートタウン)は、パナソニックが進めるCRE(企業不動産活用)戦略に基づく工場跡地等を活用したスマートタウンプロジェクト、神奈川県藤沢市のFujisawa SST、横浜市のTsunashima SSTに続く第3弾で、関西圏では初のSSTプロジェクトとなる。
Suita SSTのコンセプトは｢Suitable Town for Fine Tomorrows｣。若者からファミリー、シニアまでの多世代が住まい集い交流する街区で、住宅総数は362戸の他、ウェルネス複合施設、複合商業施設、交流公園を備えたスマートタウンとなる。
街区の北側には阪急オアシスが運営する複合商業施設の(仮称)オアシスタウン吹田SSTが建設される。1階～2階が店舗エリアとなり、スーパーマーケットの阪急オアシスを核とした物販テナント区画、サービステナント区画、医療テナント区画(クリニックステーション吹田SST)が設置される。3階と4階および屋上階は駐車場となる。テナントは阪急オアシスの他、サンドラッグ、ヤマダ電機、丸亀製麺等が入居するという情報がある。
街区の南東側に建設されるファミリー向け分譲マンション｢パークナード･グラン吹田SST｣。ゆとりある敷地を活かした南向き中心の開放的なマンションで、災害に強い先進の仕組みを採用する。
街区の南西側に位置するシニア向け分譲マンション｢パークナード吹田SSTエクラ｣。フロントスタッフが365日常駐、また看護師が日中(平日)勤務し、食事の提供やサポート医療や介護事業者との提携などのサービスを提供する。
引用元：吹田SSTマンションプロジェクト【パナソニック】
Suita サスティナブル･スマートタウン協議会の構成企業は、パナソニック株式会社、パナソニック ホームズ株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社学研ココファン、株式会社竹中工務店、株式会社阪急オアシス、関西電力株式会社、積水化学工業株式会社、綜合警備保障株式会社、中銀インテグレーション株式会社、西日本電信電話株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、JR西日本不動産開発株式会社、三井住友信託銀行株式会社、および吹田市となっている。
現地の様子（2021年6月）
パークナード･グラン吹田SSTの建設現場
手前は2019年2月に開通した都市計画道路
左側がパークナード･グラン吹田SST
右側奥がパークナード吹田SSTエクラ
中央に交流公園が整備される
阪急オアシスが入る複合商業施設棟の建設現場
複合商業施設棟の裏側を見る格好
パークナード吹田SSTエクラの建設現場
街開きに向けて急ピッチで工事が進んでいる
物件概要
| 名称 | Suita SST (Suita サスティナブル･スマートタウン) |
|---|---|
| 所在地 | 吹田市岸部中5丁目 |
| 用途 | 共同住宅(ファミリー向け･シニア向け･単身者向け)･ウェルネス複合施設･複合商業施設･交流公園 |
| 敷地面積 | 全体：23,465.80㎡ パークナード･グラン吹田SST：3,921.48㎡ パークナード吹田SSTエクラ：3,782.62㎡ 単身者共同住宅：約800㎡ ウェルネス複合施設：約2,144㎡ 複合商業施設：約9,160㎡ 交流公園：約1,400㎡ |
| 建築面積 | パークナード･グラン吹田SST：1,632.47㎡ パークナード吹田SSTエクラ：1,879.85㎡ |
| 延床面積 | パークナード･グラン吹田SST：9,107.57㎡ パークナード吹田SSTエクラ：9,703.23 |
| 容積率対象面積 | – |
| 高さ | – |
| 階数 | パークナード･グラン吹田SST：地上8階 パークナード吹田SSTエクラ：地上8階 単身者共同住宅：地上6階 ウェルネス複合施設：地上7階 複合商業施設：地上4階(1･2階店舗) |
| 構造 | パークナード･グラン吹田SST：鉄筋コンクリート造 パークナード吹田SSTエクラ：鉄筋コンクリート造 |
| 建築主 | Suita サスティナブル･スマートタウン協議会 パークナード･グラン吹田SST：パナソニックホームズ株式会社･JR西日本不動産開発株式会社 パークナード吹田SSTエクラ：パナソニックホームズ株式会社･JR西日本不動産開発株式会社･中銀インテグレーション株式会社 |
| 設計者 | 株式会社IAO竹田設計 |
| 施工 | 不二建設株式会社 |
| 着工 | 2020年(令和2年)春 |
| 竣工予定 | 2022年(令和4年)春 |
地図
建設場所は大阪府道14号大阪高槻京都線の岸辺中5丁目交差点南西側。南側に吹田市と摂津市が吹田操車場跡地で開発を進めている北大阪健康医療都市(愛称：健都)がある。最寄り駅はJR京都線の岸辺駅で、南北自由通路北口から徒歩9分、駅改札口から徒歩11分。
