公立大学法人大阪が大阪市城東区森之宮2丁目の旧ごみ焼却工場建替計画用地に建設中の森之宮キャンパス。大阪府立大学と大阪市立大学を統合して新設された大阪公立大学の新キャンパスで、規模は地上13階建て、高さ59.82m、延床面積79,588.93㎡、2022年11月の着工。2024年12月の竣工、2025年4月の開学を予定している。
森之宮北地区地区計画
大阪府と大阪市が城東区森之宮1丁目~2丁目の旧ごみ焼却工場建替計画用地、もと森之宮工場、中浜下水処理場、大阪メトロ検車場等の敷地で計画を進めている森之宮北地区地区計画。原案ではコンセプトである「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」の実現に向け、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、多世代・多様な人が集い、交流する国際色あるまちを形成するとしている。
引用元:報道発表資料 森ノ宮駅地区計画原案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します【大阪市】
もと工場跡地のA地区では、イノベーション・コアの中核となる大阪公立大学 森之宮キャンパスを整備するとともに、新たなイノベーションの誘発を図るため、民間活力を導入しながら、大学施設関連機能を中心に業務、商業機能等の複合的な機能の導入を図る。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)検車場の一部があるB地区では、A地区との連携を図りながら、業務、商業、宿泊、居住・健康医療機能等を中心に産学連携等の多様な交流を生み出す複合的な機能の導入を図る。
もと森之宮工場(ごみ焼却場)跡地のC地区では、北側の第二寝屋川との親水性を確保するとともに、業務、商業機能等の導入を図る。
中浜下水処理場のあるD地区では、北側の第二寝屋川との親水性を確保するとともに、都市施設の機能更新を図りながら、下水処理場の上部利用等を行うことにより、立体的な土地の高度利用を図る。
完成イメージ図
A地区に建設される大阪公立大学 森之宮キャンパスは、「知の森」をコンセプトに、全学の基幹教育、文学部、医学部 リハビリテーション学科、生活科学部 食栄養学科、文学研究科、リハビリテーション学研究科、生活科学研究科 生活科学専攻 食栄養学コースが入るキャンパスとなる。
3層からなるピロティを支える伸びやかな形状の「樹形柱」、外壁に「コモレビスクリーン」と呼ばれる縦型ルーバーを配置することで強い日差しを適度に遮り、やわらかな光を建物内部に取り入れる。
引用元:森之宮キャンパス(2025年開設予定)|キャンパス案内|大阪公立大学について|大阪公立大学
森之宮キャンパスでは、食堂・体育館・図書館などを一棟に全て集約。「ライブラリー」は基幹教育エリアの中央に位置し、学生が日常的に利用するとともに、地域住民や企業との連携、イノベーションを生み出す場となる。
現地の様子(2022年8月)
物件概要
名称 | 大阪公立大学 森之宮キャンパス 計画名:大阪公立大学(仮称)森之宮学舎整備事業 |
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所在地 | 地名地番:大阪市城東区森之宮2丁目2番3の一部、2番23の一部、2番24 住居表示:未定 |
用途 | 大学 |
敷地面積 | 19,317.79㎡ |
建築面積 | 10,744.16㎡ |
延床面積 | 79,588.93㎡ |
容積率対象面積 | 77,094.64㎡ |
高さ | 59.82m |
階数 | 地上13階 |
構造 | 鉄骨造 |
建築主 | 公立大学法人大阪 |
設計者 | 株式会社安井建築設計事務所 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
着工予定 | 2022年(令和4年)11月1日 |
竣工予定 | 2024年(令和6年)12月31日 |
開学予定 | 2025年(令和7年)4月 |
地図
建設予定地はJR大阪城公園駅の東側。南側にUR都市機構 森之宮第二団地がある。アクセスはJR大阪環状線の大阪城公園駅から徒歩約9分、JR大阪環状線・大阪メトロ中央線・長堀鶴見緑地線の森ノ宮駅から徒歩約11分、大阪メトロ中央線・今里筋線の緑橋駅から徒歩約10分、JR学研都市線・大阪メトロ今里筋線の鴫野駅から徒歩約9分。