西日本旅客鉄道(JR西日本)と大阪ターミナルビル株式会社が大阪市北区大深町および梅田3丁目で進めている(仮称)大阪駅西北ビル開発事業。JR大阪駅西側に設置される新しい改札口と直結する新駅ビル(ウエストゲートビルディング?)を建設、うめきた2期地区を初めとした大阪駅西側地区の玄関口として、ビジネス活動拠点と商業ゾーンを整備する。規模は地上23階建て、高さ121.6m、延床面積60,207.30㎡、2024年6月の竣工を予定している。
完成イメージ図
引用元:大阪駅がさらに西側に広がります【JR西日本プレスリリース】
全体の計画名称は大阪駅西高架エリア開発。商業施設やバスターミナルが設置される高架下開発が延床面積約7,000㎡、そのうち店舗面積が約3,000㎡。新駅ビルは延床面積約59,000㎡、そのうちオフィス賃貸面積が約23,000㎡となる。低層部には広場空間が設けられ、うめきた2期地区開発と連携した歩行者の回遊性向上を図る。
位置図
大阪駅西側地区へのアクセス性向上の観点から、各ホームへとアクセス可能な新たな改札口を西側高架下に整備。大阪環状線ホームを西側へ延長し、ホーム上の設備を高架下に移転集約。うめきた2期地区に整備される地下新駅とも改札内接続が可能な構造となる。また大阪中央郵便局跡地に建設される(仮称)梅田3丁目計画のビルにも連絡通路で接続する。
フロア構成
新駅ビルのフロア構成は、1Fに駅コンコース等、2Fに通路・広場、3F~5Fに商業ゾーン、6Fおよび9F~22Fがオフィスゾーンとなる。
現地の様子(2022年1月)
物件概要
名称 | 計画名:大阪駅西高架エリア開発 / (仮称)大阪駅西北ビル開発事業 |
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所在地 | 地名地番:大阪市北区大深町19番10の一部、梅田三丁目138番、139番、140番、141番の一部 |
用途 | 駅施設・事務所・物販店舗・飲食店舗 |
敷地面積 | 全体 19,859.86㎡ |
建築面積 | (申請)3,690.46㎡ (申請以外)15,322.19㎡ (全体)19,012.65㎡ |
延床面積 | (申請)60,207.30㎡ (申請以外)16,133.98㎡ (全体)76,341.28㎡ |
容積率対象面積 | (申請)58,012.14㎡ (申請以外)16,133.98㎡ (全体)74,146.12㎡ |
高さ | 121.6m (申請以外)7.7m |
階数 | (申請)地上23階・地下1階・塔屋1階 (申請以外)地上1階・地下1階 |
構造 | S造 一部SRC造 (申請以外)S+RC造 |
建築主 | 西日本旅客鉄道株式会社、大阪ターミナルビル株式会社 |
設計者 | 西日本旅客鉄道株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 株式会社大林組大阪本店 |
着工 | 2021年(令和3年)2月末日 |
竣工予定 | 2024年(令和6年)6月末日 |
地図
建設予定地はJR大阪駅の北西側。ノースゲートビルディングと大阪ステーションシティ駐車場の間に位置する。高架下の再開発に伴い、南側で開発が進む大阪中央郵便局跡地の再開発ビル(梅田3丁目計画)と接続、また「うめきた2期地区」に新設される地下新駅(大阪駅)と改札内で接続される。
公式資料および関連サイトなど
- 大阪駅がさらに西側に広がります【JR西日本プレスリリース】