兵庫県が神戸市中央区下山手通4丁目~5丁目の兵庫県庁舎および周辺施設を再整備する県庁舎等再整備基本計画。新庁舎となる行政棟や議場、ホテル、飲食・商業施設等から構成される複数のビルを建設する計画で、先行して整備される行政棟の規模は地上28階建て程度、2025年頃の完成を予定。にぎわい交流施設は2030年頃の完成を予定している。
完成イメージ図
兵庫県は2019年6月より県庁舎等再整備基本計画策定支援業務 公募型プロポーザルを実施。2019年9月、隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体を受託候補者として選定した。
引用元:兵庫県 県庁舎等再整備基本計画策定支援業務 公募型プロポーザルの実施について【兵庫県】
コンセプトは「人・自然・街をつなぐ、共生・協働の兵庫グリーンテラス」。県庁第1号館の敷地に新庁舎となる高層の行政棟を建設、合わせて南側にある兵庫県警本部の駐車場に議会棟を建設する。県庁第2号館の敷地には商業施設やホテルが入る「にぎわい交流施設」と呼ばれる高層ビルを建設。2棟の低層部には緑化されたグリーンテラスを整備し、デッキによって連結する構造とする。また将来的に県民会館や兵庫県神戸総合庁舎の敷地に飲食・商業施設等の整備を検討するとしている。
施設配置図
引用元:県庁舎等再整備基本計画検討委員会【兵庫県】
フロア構成(行政棟&議会棟)
引用元:県庁舎等再整備基本計画検討委員会【兵庫県】
検討委員会の資料によると、行政棟は地上28階建て程度、延床面積は60,000㎡を想定。低層部にはエントランスホールや情報コーナー、PRゾーン、売店・食堂等を配置、中高層階に執務室や会議室、地下に駐車場、最上階には展望室が設けられる。南側の議会棟は延床面積13,000㎡を想定している。
現地の様子(2021年5月)
物件概要
名称 | 計画名:県庁舎等再整備基本計画 |
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所在地 | 神戸市中央区下山手通4丁目~5丁目 |
用途 | 庁舎・展望室・会議場・ホテル・商業・飲食・駐車場他 |
敷地面積 | 1号館・別館・西館:9,854㎡ 2号館・議場棟・3号館:10,807㎡ 県民会館:3,741㎡ 神戸総合庁舎:1,672㎡ |
建築面積 | – |
延床面積 | 行政棟:約60,000㎡ 議会棟:約13,000㎡ |
容積率対象面積 | – |
高さ | – |
階数 | 行政棟:地上28階程度 |
構造 | – |
建築主 | 兵庫県 |
設計者 | 隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体 |
施工 | – |
着工 | – |
竣工予定 | 行政棟・議会棟:2025年(令和7年)頃 にぎわい交流施設:2030年(令和12年)頃 |
地図
開発予定地は元町エリアの北側、生田新道の北側、山手幹線の南側に位置する。最寄り駅は神戸市営地下鉄 西神・山手線の県庁前駅から徒歩すぐ。
公式資料および関連サイトなど
- 県庁舎等再整備【兵庫県】