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【南港】2021年11月に開所した鴻池組の大阪テクノセンター

鴻池組が大阪市住之江区南港北1丁目に建設した大阪テクノセンター。これまで環境・土木分野の研究開発拠点として運用されてきた伝法試験センター(大阪市此花区)を刷新し拡張するもので、環境関連技術および土木関連技術の新たな研究開発拠点となる。規模は地上4階建て、高さ21.523m、延床面積4,758.32㎡、2021年10月に竣工、同年11月29日に開所した。

完成イメージ図

大阪テクノセンター 完成イメージ図
大阪テクノセンター 完成イメージ図

引用元:環境・土木分野の新研究施設の建設について【鴻池組】

施設は4階建ての管理棟、3階建ての実験倉庫棟、1階建ての駐車場棟、屋外実験ヤードに分かれる。管理等には計測室・前処理室、環境実験室、生物実験室、地質実験室・地質解析室を設置。実験倉庫棟 には土質実験室・土質恒温恒湿室、多目的実験室、材料実験室、材料計測室を設置している。屋外実験ヤードでは大型設備を用いた試験を行う。

建物には循環型資源のCLT(直交集成材)を一部の外壁と耐震壁に採用。年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ以下となる「ZEB(Net Zero Energy Building)」を実現。「ZEB」の事務所としては関西最大規模の施設となる。

建物外観(2021年12月撮影)

鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 01
建物南西側から撮影
北隣(左)に浜理薬品工業 本社・研究所
南隣(右)に富山産業本社(咲洲事業所)
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 02
建物南西側から撮影
管理棟の西面にKONOIKEのサインが取り付けられている
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 03
建物西側から撮影
管理棟は免震構造を採用している
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 04
エントランスの様子
奥側に屋外実験ヤードが見える
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 05
建物北西側から撮影
管理棟の左側に実験倉庫棟が見える
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 06
建物北西側から撮影
左奥のアンテナが付いた建物はドコモ大阪南港ビル
鴻池組 大阪テクノセンター 2021年12月 07
建物西側から撮影

物件概要

名称 大阪テクノセンター
計画名:(仮称)KONOIKEテクノセンター新築工事
所在地 大阪市住之江区南港北1-19-37
用途 事務所・倉庫
敷地面積 3,735.75㎡
建築面積 1,743.61㎡
延床面積 4,758.32㎡
容積率対象面積 4,441.71㎡
高さ 21.523m
階数 [管理棟] 地上4階・地下0階・塔屋1階 [実験倉庫棟] 地上3階 [駐車場棟] 地上1階
構造 [管理棟] S造 [実験倉庫棟] S造 [駐車場棟] S造
建築主 株式会社鴻池組
設計者 株式会社鴻池組一級建築士事務所
施工 株式会社鴻池組 大阪本店
着工 2020年(令和2年)7月1日
竣工 2021年(令和3年)10月31日
開設 2021年(令和3年)11月29日

大阪テクノセンター 建築計画のお知らせ
大阪テクノセンター 建築計画のお知らせ
大阪テクノセンター 立面図
大阪テクノセンター 立面図

地図

場所は大阪南港の人工島(咲洲)の北部にあるコスモスクエア地区。大阪国際フェリーターミナルの南側あたりに位置する。西側には製品評価技術基盤機構(nite)の施設がある。最寄り駅は大阪メトロ中央線・南港ポートタウン線のコスモスクエア駅で、2番出口より徒歩10分程度の距離。

公式資料および関連サイトなど

過去の取材記事リスト

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