ダイビルが大阪市中央区南久宝寺町4丁目に建設した御堂筋ダイビル。2020年12月に閉館した御堂筋ダイビルを同地にて建替えたもので、旧建築の名称をそのまま引き継いだ高層オフィスビルへと生まれ変わった。規模は地上20階建て、高さ97.32m、延床面積20,296.55㎡、2024年1月に竣工した。
完成イメージ図
外観は旧ビルを想起させる鈍色の金属パネルをフレームに採用。また各階の窓ガラスに暖色系の水平フィンを配置した有機的なデザインで、日射による環境負荷を抑制しつつ眺望を確保できるよう配慮している。
フロア構成
フロア構成は低層階に商業店舗、2階にオフィスエントランスとテナント専用ラウンジ、3階に貸会議室と小割オフィス、4階に会員制シェアオフィス「ouno(オウノ)」、5階~19階がメインのオフィスフロアとなる。
オフィスフロアの基準階面積は203.6坪(672.93㎡)。視界を遮ることのない無柱・整形空間により、効率的なレイアウトが可能となっている。
建物外観(2024年5月撮影)
旧・御堂筋ダイビル
再開発にあたって解体された旧御堂筋ダイビルは1964年に東洋工業(現マツダ)の支社として建設されたもので、ステンレスの外装がメタリックな輝きを放つ個性的なビルだった。
物件概要
名称 | 御堂筋ダイビル 計画名:(仮称)御堂筋ダイビル建替計画 |
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所在地 | 大阪市中央区南久宝寺町4-1-2 |
用途 | 事務所・物販店舗・飲食店舗・自動車車庫 |
敷地面積 | 1,491.92㎡ |
建築面積 | 1,101.88 |
延床面積 | 20,296.55㎡ |
容積率対象面積 | 17,902.01㎡ |
高さ | 97.32m |
階数 | 地上20階・地下1階・塔屋1階 |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築主 | ダイビル株式会社 |
設計者 | 株式会社日建設計 |
施工 | 株式会社大林組 大阪本店 |
着工 | 2021年(令和3年)12月 |
竣工 | 2024年(令和6年)1月31日 |
地図
場所は御堂筋沿い、南久宝寺町3交差点の北西角。周辺は古くから繊維の街として栄えた船場地区のビジネス街で、南側には心斎橋エリアの繁華街が広がる。最寄り駅は大阪メトロ御堂筋線・中央線・四つ橋線の本町駅で、13番出口から徒歩約3分。大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線の心斎橋駅の3番出口からも徒歩約6分の距離。