阪神電鉄と阪急電鉄が大阪市北区梅田1丁目の大阪神ビルおよび新阪急ビル跡地に建設した大阪梅田ツインタワーズ・サウス。百貨店・オフィス・カンファレンスゾーン・屋上庭園で構成される超高層複合ビルで、規模は地上38階建て、高さ188.9m、延床面積258,856.89㎡、2022年2月25日に全体竣工、2022年3月24日にオフィスゾーンが開業した。
完成イメージ図
大阪梅田ツインタワーズ・サウスは旧大阪神ビルおよび旧新阪急ビルの敷地を一体化し、市道の上空を跨ぐ構造となっている。周辺では地下・地上・デッキレベルの歩行者ネットワークの強化および、大阪駅前地下道の拡幅、敷地周辺のバリアフリー化、歩道の拡幅や美装化を行った。



引用元:阪神電気鉄道株式会社(他2社)ニュースリリース【2019年5月27日付】
フロア構成
フロア構成は地下2階から地上9階までが阪神梅田本店、11階にスカイロビーおよびカンファレンスゾーンとして大小2つのホールとホワイエからなる梅田サウスホール、11階~38階がオフィスゾーンとなる。12階は屋上庭園やオフィスワーカーの専用フロアのWELLCO(ウェルコ)となる。

建物外観(2022年9月撮影)

低層部左側がI期棟、高層部を含む右側がII期棟

延床面積約10万㎡の巨大百貨店に生まれ変わった

直線的な格子状デザインの高層部が聳える

木の表皮のようなデザインを生み出している

北西角のファサードは一直線に空へと伸びるデザイン

角度によってはシンプルなオフィスビルに見える

左側がJR大阪駅のサウスゲートビルディング

外装パネルのデザインが裏側にも回り込んでいる

植樹とベンチが設置されている

3種類の外壁デザインが組み合わさった構造

市道の上を跨ぐ構造となっている


大規模な無柱空間が広がっている

オフィスワーカーだけでなく一般客も利用可能

大阪駅周辺の眺望が楽しめる

物件概要
名称 | 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 計画名:梅田1丁目1番地計画ビル(仮称) |
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所在地 | 地名地番:大阪市北区梅田1丁目1、1-2、1-3、8-1 住居表示:大阪市北区梅田1丁目(以下未定) |
用途 | 百貨店・事務所・集会場・駐車場 |
敷地面積 | 12,192.83㎡ |
建築面積 | 10,348.95㎡ |
延床面積 | 258,856.89㎡ |
容積率対象面積 | 240,785.57㎡ |
高さ | 188.9m |
階数 | 地上38階・地下3階 |
構造 | 鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築主 | 阪神電気鉄道株式会社・阪急電鉄株式会社 |
設計者 | 株式会社竹中工務店 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
着工 | 2015年(平成27年)7月下旬 |
竣工 | 2022年(令和4年)2月25日 |
地図
場所はJR大阪駅のすぐ南側、御堂筋の北端となる阪神前交差点に面する。いわゆる大阪ダイヤモンド地区の一角に位置し、地上部分ではJR大阪駅や阪急百貨店と歩行者デッキによって接続、地下部分では阪神大阪梅田駅や地下街のディアモール大阪およびホワイティうめだに接続している。