淀屋橋駅西地区市街地再開発組合、大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発が大阪市中央区北浜4丁目に建設を計画している淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業。既存の複数のビルの敷地を一体化し、大阪の国際競争力の強化に資するハイグレードなオフィスを整備。低層部には御堂筋の上質なにぎわいを創出する商業機能の導入や、水辺の新たなにぎわいを創出する環境整備を行う。規模は地上28階建て、高さ約135m、延床面積約131,800㎡、2021年から解体工事に着手、2025年の竣工を予定している。
完成イメージ図
引用元:大阪・淀屋橋ツインビル、東西で調和したデザインに【日本経済新聞】
引用元:『淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立のお知らせ
外観は御堂筋の景観に調和するよう高層部をセットバックさせる構造。高さ50mの基壇部屋上階(地上11階)に眺望空間(屋上庭園やカフェラウンジ等)を整備し、中之島を一望できる新たなビュースポットを創出。敷地内のオープンスペースや土佐堀川に面した水辺の溜まり空間などの再整備により、エリアのシンボルとなる水辺の新たなにぎわい拠点を創出する。
位置図
再開発区域内の既存ビルの内訳は石原ビルディング、大阪東銀ビル、住友生命淀屋橋ビル、ミズノ淀屋橋店ビル、白洋舎ビル、エイブルビル、江口淀屋橋ビル、K’S淀屋橋今西ビル、大川ビルなど10棟。大阪市内の一等地でこれだけの地権者を含む土地の集約が行われるのは非常に珍しいケース。
現地の様子(2021年10月)
物件概要
名称 | 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区北浜四丁目1番他 |
用途 | 事務所・店舗・駐車場等 |
敷地面積 | 約7,200㎡ |
建築面積 | 約4,700㎡ |
延床面積 | 約131,800㎡ |
容積率対象面積 | 約115,200㎡ |
高さ | 約135m |
階数 | 地上28階 |
構造 | – |
建築主 | 淀屋橋駅西地区市街地再開発組合、大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発 |
設計者 | – |
施工 | – |
着工 | 2021年(令和3年)予定 |
竣工予定 | 2025年(令和7年)予定 |
地図
建設予定地は御堂筋の淀屋橋交差点南西角。日本銀行大阪支店から土佐堀川を挟んだ南側に位置する。新しいビルと大阪メトロ御堂筋線・京阪淀屋橋駅は地下階で直結される予定。御堂筋は長年に渡って再開発の足枷となっていた高さ制限の緩和が行われ、全域で再開発ラッシュとなっている。