東京建物が大阪市中央区心斎橋筋2丁目の三津寺敷地に建設中の(仮称)三津寺ホテルプロジェクト新築工事。奈良時代に行基によって創建された三津寺の本堂をそのまま新ビル内に移設するという全国でも珍しい寺院一体型ビルで、高層部にはホテルが入居する。規模は地上15階建て、高さ59.95ｍ、延床面積9,529.41㎡、2021年1月の着工、2023年6月の竣工を予定している。
完成イメージ図
引用元：現地看板より
ビルの1階～3階を吹き抜け構造とし、耐震補強工事を施した本堂をスライドさせて移設。御堂筋側にも出入口を設け、気軽に参拝できる構造となる。上空を覆うビルの4階以上はホテルとなり、低層部には物販店舗も入居する予定。
現地の様子（2021年2月）
本堂の移設に向けた準備工事が進んでいる
将来は御堂筋から本堂が見えるようになる
物件概要
| 名称 | 計画名：(仮称)三津寺ホテルプロジェクト新築工事 |
|---|---|
| 所在地 | 地名地番：大阪市中央区心斎橋筋二丁目25番8 住居表示：大阪市中央区心斎橋筋2丁目7-12 |
| 用途 | 複合用途(ホテル・寺院・物販店舗) |
| 敷地面積 | 893.61㎡ |
| 建築面積 | 828.99㎡ |
| 延床面積 | 9,529.41㎡ |
| 容積率対象面積 | 8,925.73㎡ |
| 高さ | 59.95m |
| 階数 | 地上15階・地下1階・塔屋1階 |
| 構造 | 鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
| 建築主 | 東京建物株式会社 |
| 設計者 | 大成建設株式会社関西支店一級建築士事務所 |
| 施工 | 大成建設株式会社関西支店 |
| 着工 | 2021年(令和3年)1月6日 |
| 竣工予定 | 2023年(令和5年)6月30日 |
地図
場所は御堂筋三津寺町交差点北東角。周辺は大阪を代表する繁華街で、御堂筋沿いには高級ブランド店が軒を連ね、敷地南側の三津寺筋には多数の飲食店がある。最寄り駅は各線難波駅および大阪メトロ心斎橋から徒歩3～4分の距離。
