JRおよび京阪電鉄の京橋駅に隣接するイオン京橋店跡地では3~4年後の開業を目指して大規模な再開発が計画されている。敷地面積は全体で約15,000㎡。計画地一帯は2017年8月に都市再生緊急整備地域に指定されており、オフィスを併設した大型のショッピングモールになるとの情報が出ている。
位置図
イオン京橋店は1971年にダイエー京橋店として開業。ピーク時には国内のスーパーで売上高日本一を達成したこともある老舗の大型店だった。しかし京橋駅周辺の再開発の遅れや郊外型ショッピングモールの台頭、さらに施設の老朽化が進み売上高は低迷。2019年9月末をもって閉店した。
2021年9月、大阪市都市計画局はイオン京橋店跡地の周辺(JR西日本京橋電車区、三井のリパーク京橋駅西跡地など)における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務の公募型プロポーザルを実施。都市再生緊急整備地域大阪城公園周辺地域の国際競争力強化に向けた現状分析を行うとともに、京橋駅周辺における街づくりのコンセプトやJR東西線の地下化ルート等を勘案した公共施設のあり方及び土地利用の方向性並びに同エリアのめざすべき将来像の検討を行うことを目的としている。
引用元:京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務委託【大阪市都市計画局】
現地の様子(2022年8月)
地図
建設予定地は一日あたりの乗降客数約46万人を誇る大阪市東部のジャンクション駅として知られるJR京橋駅および京阪京橋駅に隣接。南側には高層ビルが建ち並ぶ副都心のOBP(大阪ビジネスパーク)があり、再開発は駅北側の繁華街とOBPを結ぶ導線上の非常に重要な位置付けとなる。