三井不動産レジデンシャルが大阪市北区堂島浜2丁目の古河大阪ビル本館および西館跡地に建設中のパークタワー大阪堂島浜。三井不動産グループとしては初となる分譲マンションとホテルの大規模複合開発プロジェクトで、規模は地上40階建て、高さ161.85m、延床面積75,102㎡、ホテル総客室数220室、マンション総戸数513戸、2027年5月の竣工を予定している。
完成イメージ図
特徴的な塔屋部やマリオンを持つシンボリックなタワー。関西で初めてホシノアーキテクツが手掛けるファサードは、水都大阪のイメージである水の流れ(滝)をデザインモチーフとしている。
頂部のデザインは曲線の一方を高くすることで上流から下流へと流れる水の動きを表現する。
夜間には象徴的な頂部やマリオンをライトアップし、堂島側に光が降り注ぐようなイメージを表現。
キャノピーと柱が連なるエントランスアプローチ。
エントランス横には水景と植栽で彩られたウォーターガーデン、堂島川護岸側にはANNEX棟および四季を彩るワーフガーデンを配置。外観モチーフの滝から流れ落ちる水がランドスケープを抜けて堂島川へ注ぎ込むイメージをデザインしている。
引用元：【公式】パークタワー大阪堂島浜
フロア構成&施設配置
フロア構成は1階がエントランス、2階がラウンジ、ライブラリーサロン、コミュニティホール、3階～24階および32階～39階が分譲マンション(24階はリバービューを望むスパエリアなど)、25階〜31階が三井ガーデンホテルズの上級ブランド｢プレミア｣シリーズのホテルとなる。
敷地の南側に高層棟、北側に低層棟を配置。市道を挟んだ堂島川沿いには入居者の憩いのスペースとなるANNEX棟が配置される。
現地の様子（2024年7月）
高層棟の基壇部が姿を見せ始めている
2本のタワークレーンで建設が進む
取材時点で3階あたりまで工事が進んでいた
解体までは現場事務所として使用されるようだ
こちら側に低層棟が建設される
奥側に高層棟の躯体が見える
低層棟の着工はまだ先のようだ
物件概要
| 名称 | パークタワー大阪堂島浜 計画名：(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画 |
|---|---|
| 所在地 | 地名地番：大阪市北区堂島浜二丁目4番1外 |
| 用途 | 分譲共同住宅(513戸)･ホテル･飲食店舗･事務所の建設 |
| 敷地面積 | 5,755.23㎡ |
| 建築面積 | 3,250.00㎡ |
| 延床面積 | 75,102.00㎡ |
| 容積率対象面積 | 53,500.00㎡ |
| 高さ | [分譲共同住宅･ホテル･飲食店舗] 161.85m [事務所その他] 8.65m |
| 階数 | [分譲共同住宅･ホテル･飲食店舗] 地上40階・地下1階 [事務所その他] 地上2階 |
| 構造 | [分譲共同住宅･ホテル･飲食店舗] RC造･S造 [事務所その他] S造一部RC造 |
| 建築主 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
| 設計者 | 清水建設株式会社一級建築士事務所 |
| 施工 | 清水建設株式会社 関西支店 |
| 外観デザイン監修 | 株式会社ホシノアーキテクツ |
| 着工 | 2023年(令和5年)5月下旬 |
| 竣工予定 | 2027年(令和9年)5月末日 |
地図
建設場所は四つ橋筋の渡辺橋北詰交差点から西へ約60m。街区内の南東側にサントリー本社ビル、北東側にアロフト堂島、北西側に中央電気倶楽部がある。最寄り駅は大阪メトロ四つ橋線の肥後橋駅、京阪中之島線の渡辺橋駅から徒歩3分。その他、JR東西線の北新地駅、大阪メトロ四つ橋線の西梅田駅、JR大阪駅、大阪メトロ御堂筋線の梅田駅なども徒歩圏内。西梅田駅およびJR大阪駅方面からは堂島地下センター経由C93出口すぐ。
