南海電鉄、双日、日本政策都市銀行の3社によって設立された「なんば開発特定目的会社」が大阪市浪速区難波中2丁目の駐車場跡地に建設したパークス サウス スクエア。南海難波ターミナル周辺ではパークスタワー、なんばスカイオに継ぐハイグレードオフィスビルで、規模は地上14階建て、高さ58.35m、延床面積19,683.10㎡、2023年1月10日に竣工した。
完成イメージ図
建物は壁面緑化が施された基壇部と高層部で構成。グレー基調の低層部や凹凸のついた白色のマリオンなど、全体的な外観デザインはA敷地のセンタラグランドホテル大阪と統一感のあるデザイン。なんばパークスから続くペデストリアンデッキに面した2階部分に店舗、3~5階に駐車場、6階~14階がオフィスフロアとなる。
オフィスフロアには柱を設けず自由度の高い効率的なレイアウトを実現。基準階貸室面積は961.08㎡(約290坪)で、三面採光によって明るく開放的なオフィス空間を提供。既に日本金銭機械株式会社の本社事務所やディップ株式会社の入居などが決定している。
2階部分には南海難波駅から繋がるペデストリアンデッキ(プロムナード)を延伸し、エリアの回遊性および界隈性の向上を図る。デッキ上の店舗には佐藤可士和氏がプロデュース・デザイン監修を手掛けるくら寿司グローバル旗艦店が進出。日本の「祭」をイメージしたジャパニーズモダンな装飾や仕掛けを施す。
引用元:
難波中二丁目におけるオフィスビル開発について【南海電鉄他】
新街区「なんばパークス サウス」が誕生!【南海電鉄他】
なんばパークスサウス
なんばパークスサウスは、地上34階建て、高さ141.56mのセンタラグランドホテル大阪、パークス サウス スクエア(本計画)、地上9階建てのホテル京阪 なんば グランデの3棟で構成される。なんばエリアにこれまで存在しなかった機能を新たに備えることで、観光やビジネスなどの拠点としてエリア全体の価値向上、地域経済の活性化を目指す。
建物外観(2023年2月撮影)
物件概要
名称 | パークス サウス スクエア 計画名:(仮称)難波中二丁目開発計画のうちB敷地計画 |
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所在地 | 地名地番:大阪市浪速区難波中二丁目11番18号 |
用途 | 事務所・店舗・駐車場 |
敷地面積 | 2,505.78㎡ |
建築面積 | 2,179.47㎡ |
延床面積 | 19,683.10㎡ (建築計画では19,685.39㎡) |
容積率対象面積 | 15,023.98㎡ |
高さ | 58.35m |
階数 | 地上14階・地下0階・塔屋1階 |
構造 | 鉄骨造 |
建築主 | なんば開発特定目的会社 |
設計者 | 大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 大成・南海辰村特定建設工事共同体 |
着工 | 2020年(令和2年)11月16日 |
竣工 | 2023年(令和4年)1月10日 |
地図
場所はパークス通りの敷津東1交差点から東へ約110m。なんばパークスの南側に位置する。西側にはヤマダ電機 LABI1 LIFE SELECT なんば、南側にクボタ本社ビルやなんば住宅博などがある。アクセスは南海なんば駅から徒歩約7分。その他、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・千日前線の難波駅、近鉄線・阪神線の大阪難波駅、JR難波駅、大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線の大国町駅、大阪メトロ堺筋線の恵美須町駅などから徒歩圏内となる。
公式資料および関連サイトなど
- なんばエリアに新たなオフィスビルが誕生 パークス サウス スクエア 本日竣工!【南海電鉄他】
- 新街区「なんばパークス サウス」が誕生!【南海電鉄他】
- 難波中二丁目におけるオフィスビル開発について【南海電気鉄道他】
- 当社なんば地区所有地B敷地(南西側)の開発について【ニッピ】