西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪市北区大深町の旧梅田貨物駅跡地に建設中のうめきた(大阪)駅。うめきた2期地区開発事業と並行して進められている東海道線支線地下化事業により設置されるJR大阪駅の新ホームで、将来的には2031年春開業に向けて建設が進むなにわ筋線が乗り入れる計画。規模は地上3階建て、高さ20.3m、延床面積9,218.02㎡(店舗面積約3,750㎡)、2024年夏頃の一部供用開始、2025年春の全面開業を予定している。
位置図
設置場所はJR大阪駅の北西側、うめきた2期開発エリアの南東端に位置する。道路を挟んだ南側には新駅ビルとなる(仮称)大阪駅西北ビルが建設中で、整備予定の新改札口と改札内連絡通路により接続される為、うめきた(大阪)駅の正式名称は「大阪駅」となることが決定している。
完成イメージ図
うめきた(大阪)駅の地上部分には大阪駅周辺のターミナル機能を向上させる駅前広場を整備。駅前広場の隣接部には緑豊かな新駅ビルを建設し、JR大阪駅方面とうめきた2期地区を連絡デッキで結ぶことで、うめきた2期エリアの玄関口として回遊性の向上や賑わいの創出に貢献する。
地下部分では「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する未来駅として、「『あなた』が笑顔になる駅」をコンセプトに、デジタル技術を活用したインタラクティブな空間や、One to Oneのデジタル案内、フルスクリーンホームドアなど、様々な技術やサービスを新たに導入する。
引用元:うめきた(大阪)駅がさらに進化します【JR西日本】
JR WEST LABO
JR西日本はうめきた(大阪)駅をイノベーションの実験場「JR WEST LABO」の中心と位置付け、様々なパートナーとの共創により新たな価値創造を推進するとともに、経営課題や社会課題を解決する最先端の技術を社会に発信し続け、脱炭素社会の実現、SDGsの達成に貢献するとしている。
引用元:うめきた(大阪)駅がさらに進化します【JR西日本】
現地の様子(2022年9月)
物件概要
名称 | うめきた(大阪)駅 (正式な駅名は「大阪駅」) 計画名:西口広場整備事業 |
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所在地 | 地名地番:大阪市北区大深町1番39の一部、210番の一部 住居表示:大阪市北区大深町 以下未定 |
用途 | 駅舎・飲食店舗・物販店舗 |
敷地面積 | 12,493.78㎡ |
建築面積 | 4,293.33㎡ |
延床面積 | 9,218.02㎡ |
容積率対象面積 | 8,339.27㎡ |
高さ | 20.30m |
階数 | 地上3階・地下1階 |
構造 | S造 |
建築主 | 西日本旅客鉄道株式会社 |
設計者 | 西日本旅客鉄道株式会社一級建築士事務所 |
施工 | – |
着工予定 | 2023年12月15日 |
竣工予定 | 2024年(令和6年)夏頃 一部供用開始 2025年(令和7年)3月31日 全面開業(商業施設を含む) |
地図
公式資料および関連サイトなど
- うめきた(大阪)駅がさらに進化します【JR西日本】
- eco ステーション うめきた(大阪)駅の環境の取り組み【JR西日本】
- 最先端技術が満載の近未来的ステーション、「うめきた(大阪)地下駅」が来春誕生【うめきた2期地区開発プロジェクト】