大阪市および独立行政法人都市再生機構が大阪市北区大深町の旧梅田貨物駅跡地(うめきた2期地区)に整備中のうめきた公園 (UMEKITA PARK)。グラングリーン大阪の中央に約4.5haの大規模な都市公園を整備するプロジェクトで、2024年9月6日に一部先行開園、2027年春頃の全体開園を予定している。
うめきた公園の施設配置
うめきた公園は大きく分けて南街区のサウスパーク(南公園)と北街区のノースパーク(北公園)で構成。2つの公園の間をひらめきの道と名付けられた歩行者デッキが通る。
ロゴマークの2本のラインは頭文字の「U」と「P」を、南北をつなぐ「ひらめきの道」とランドスケープや大屋根施設に見られる緩やかな起伏をイメージして表現している。
引用元:うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」公式サイト
全体イメージ図
園内には最大高さ約3mのランドフォーム(盛土)を南北を跨いでうねるように配置し、3つの主要空間となる芝生広場・ステッププラザ・うめきたの森を創出。サウスパーク(南公園)を都市的な空間、ノースパーク(北公園)を緑が多く自然豊かな空間とすると共に、周辺地域(JR大阪駅方面・新梅田シティ方面)へと開けた設計となる。
引用元:うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」公式サイト
サウスパーク(南公園)
サウスパーク(南公園)には上質な天然芝を敷き詰めた芝生広場を整備。大阪駅(うめきたエリア)から繋がる大屋根イベントスペースと広場の一体利用により1万人規模のイベント開催も可能な設計となる。
大阪駅(うめきたエリア)直結の大屋根イベントスペースには、公園や街の総合的な情報発信・案内施設の入る情報発信棟、および広場の景観やイベントを楽しみながら憩うことのできるカフェ・レストラン棟を設置する。
園内には段丘状の丘や、水遊びのできる薄層の水盤、四季折々の草花に囲まれながら寛ぐことができる庭園空間の色彩ガーデンを整備する。
公園付帯施設としてガーデンレストラン「THE JACKSON GARDEN」などが出店する。
引用元:うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」公式サイト
ノースパーク(北公園)
ノースパーク(北公園)の中心には豊かな緑とダイナミックな水景のある憩いの空間「うめきたの森」を整備。園内には桜の木々を植樹し、新たな大阪の桜の名所を目指す。
南西入口部分には様々な水の表情が楽しめる水景施設や日本の職人文化を表現した石壁と滝を設置。滝の上部では春には桜、秋には紅葉が楽しめる。
引用元:うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」公式サイト
現地の様子(2024年6月)
施設概要
名称 | うめきた公園 UMEKITA PARK (大阪都市計画公園5・4・32号大深町公園) |
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所在地 | 大阪市北区大深町地内 |
用途 | 公園・店舗 |
敷地面積 | 約4.5ha |
整備主体 | 大阪市・独立行政法人都市再生機構 |
設計者 | 基本設計:株式会社日建設計・株式会社三菱地所設計 実施設計:株式会社日建設計 |
施工 | 大林組・竹中工務店・竹中土木特定建設工事共同企業体 |
着工 | 2022年(令和4年)5月 (公園工事) |
竣工予定 | 2024年(令和6年)9月6日 一部先行開園 2027年(令和9年)春頃 全体開園 |
地図
整備場所はJR大阪駅の北西側。2023年3月に開業した大阪駅(うめきたエリア)に直結する。
公式資料および関連サイトなど
- UMEKITA PARK | グラングリーン大阪 | GRAND GREEN OSAKA
- 『グラングリーン大阪 ショップ&レストラン』 2024年9月6日(金)先行まちびらきにあわせて 19店舗が「公園内施設」と「北館」にオープン! | 三菱地所
- うめきた2期区域において「(仮称)うめきた公園」の工事に本格着手します【大阪市】
- うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」公式サイト