興和は名古屋市中区錦3丁目に所有している栄町ビル、ニューサカエビル、および栄3丁目に所有している丸栄本館跡地の一体開発を検討している。商業や住宅など複数の機能を持つツインビルを建設する計画で、2つの街区を含めた再開発の総事業費は2,000億円規模を見込んでおり、実現すれば栄エリアを牽引する巨大プロジェクトとなる。計画では2027年頃の全体開業を予定している。
位置図
開発予定地は広小路伊勢町~広小路通呉服町交差点の間。広小路通を挟んで北側の街区では栄町ビル(■)、ニューサカエビル(■)が解体予定となっており、2棟の間に建つ安藤証券本社ビル(■)など残る数棟のビルの動向が注目される。
広小路通を挟んで南側の街区では、丸栄百貨店本館跡地にショッピングモールのマルエイガレリア(■)が2022年3月に開業した。マルエイガレリアは暫定施設として5年程度の使用期間を見込んでおり、将来的に北側の街区と合わせて一体的に再開発を行う構想となっている。
現地の様子(2022年9月)
公式資料および関連サイトなど
- 興和、名古屋・丸栄跡地を一体再開発へ 来年6月閉店【日本経済新聞】
- 名古屋・栄の「栄町ビル」閉館、再開発で取り壊しへ【日本経済新聞】
- マルエイガレリア