医療法人医誠会が大阪市北区南扇町の大阪市水道局もと扇町庁舎跡地に建設したi-Mall 医誠会国際総合病院。医誠会病院(大阪市東淀川区菅原)と城東中央病院(大阪市城東区鴫野西)を統合した総合病院と、劇場や文化施設などを併設する大型医療複合施設で、規模は北棟(ノースウィング)が地上9階建て、高さ37.99m、延床面積21,747.85㎡、南棟(サウスウィング)が地上15階建て、高さ69.97m、延床面積40,916.67㎡、2023年6月に竣工、同年10月2日にオープンした。
完成イメージ図
医療法人医誠会が運営する医誠会国際総合病院のコンセプトは｢健康新時代｣。地域医療に貢献すると共に、時代の要望に応えて｢健康医療ツーリズム｣にも挑戦。GMPグレードに準拠した210坪の細胞培養加工施設を併設し、がん治療･がん免疫細胞治療･再生医療･ゲノム医療等、先進･先制医療に取り組む。
引用元：医誠会国際総合病院 特設サイト-医誠会ルネッサンス「健康新時代」
医療複合施設 i-Mall 施設概要
医療複合施設 i-Mallの北棟(ノースウィング)には新たな文化･コミュニテ ィを創造･発信する劇場｢扇町ミュージアムキューブ｣、0歳児～2歳児を対象とした保育園｢さくら保育園 さくら病児･病後児保育園｣、幼保一体型バイリンガル保育園｢キンダーキッズ｣、南棟(サウスウィング)にはリハビリテーション施設｢扇町医誠会クリニック｣、地域住民の文化交流を促進するヘルシーカフェ｢さくらテラス｣、24時間フィットネス｢Medical Fitness 24｣が入る。
建物外観（2023年12月撮影）
北棟(ノースウィング)
扇町通に面した開放感のある立地環境
キューブ状の建物を列柱で取り囲む外観デザイン
左奥側に南棟(サウスウィング)が見える
大きな車寄せスペースで救急医療に対応する
アートストリートへと続く広場が設けられている
47mの歩道沿いに様々な機能を集約させている
サウスウィングへと一直線に続いていく
2層の上空通路によりサウスウィングと連結されている
南棟(サウスウィング)
ノースウィングよりも規模の大きなビルとなっている
外部からも利用することができる
高層部は医誠会国際総合病院の一般病棟が集約されている
物件概要
| 名称 | i-Mall 医誠会国際総合病院 計画名：(仮称)医誠会国際総合病院 新築工事 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市北区南扇町4-14(医誠会国際総合病院) 大阪市北区南扇町6-26(扇町ミュージアムキューブ) |
| 用途 | 病院、劇場等 |
| 敷地面積 | 9,222.38㎡(北敷地4,470.63㎡、南敷地4,683.57㎡、道路占用区域68.18㎡) |
| 建築面積 | 6,507.42㎡(北敷地3,214.32㎡、南敷地3,227.11㎡、道路占用区域65.99㎡) |
| 延床面積 | 62,790.50㎡(北敷地21,747.85㎡、南敷地40,916.67㎡、道路占用区域131.98㎡) |
| 容積率対象面積 | 56,997.87㎡(北敷地18,668.76㎡、南敷地38,197.13㎡、道路占用区域131.98㎡) |
| 高さ | [北棟] 37.99m [南棟] 69.97m [立体駐車場棟] 38.12m [道路占用区域] 25.08m |
| 階数 | [北棟] 地上9階･地下1階 [南棟] 地上15階･地下1階 [道路占用区域] 地上2階 |
| 構造 | [北棟･南棟] 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造 [道路占用区域] 鉄骨造 |
| 建築主 | 医療法人医誠会、一般財団法人ホロニクス医学健康振興財団 |
| 設計者 | 株式会社安井建築設計事務所 |
| 施工 | 清水建設株式会社 |
| 着工 | 2021年(令和3年)6月1日 |
| 竣工 | 2023年(令和5年)6月30日 |
| 開業 | 2023年(令和5年)10月2日 |
地図
場所は天神橋筋の扇町交差点から扇町通を西へ約180m。北側には扇町公園や、阪神高速12号守口線の扇町入口がある。最寄り駅は大阪メトロ堺筋線の扇町駅で、5番出口から徒歩2分程度。JR大阪環状線 天満駅およびJR東西線の大阪天満宮駅、大阪メトロ堺筋線の南森町駅からも徒歩圏内となっている。
公式資料および関連サイトなど
- 医誠会国際総合病院 特設サイト-医誠会ルネッサンス「健康新時代」
- 医誠会国際総合病院
- 医療複合施設 i-Mall | 医療法人医誠会 医誠会国際総合病院
- 扇町ミュージアムキューブ
- さくらテラス
- MEDICAL FITNESS 24
- 扇町医誠会クリニック
