大阪府、大阪市、JR西日本などが出資して設立された第三セクターの関西高速鉄道が、大阪市内を南北に縦断する地下ルートに建設中のなにわ筋線。既存のJR線および南海線を介して新大阪・梅田・難波・天王寺の主要ターミナルと関西国際空港を直結する路線で、2031年春の開通を予定している。
なにわ筋線 路線図
なにわ筋線は2023年春に開業が予定されているうめきた(大阪)地下駅(JR大阪駅と同一駅)と、JR難波駅および南海本線の新今宮駅を結ぶ鉄道路線で、途中駅には(仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅の3駅を整備する計画。
引用元:関西高速鉄道株式会社│なにわ筋線
(仮称)中之島駅 位置図
(仮称)中之島駅は「なにわ筋」の玉江橋南詰交差点~常安橋北詰交差点の間に建設される地下駅で、京阪中之島線の中之島駅と地下通路を経由して接続する構造となる。
駅構造は上下線ホームそれぞれを含む地下5層となる。
引用元:なにわ筋線中之島駅部土木工事【工事説明会資料】
現地の様子(2023年10月)
なにわ筋線 工事概要
名称 | なにわ筋線 |
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区間 | 共同営業区間 (仮称)北梅田~(仮称)西本町 JR営業区間 (仮称)西本町~JR難波 南海営業区間 (仮称)西本町~新今宮(南海) |
設置駅 | (仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅 |
建設延長 | 複線 約7.2km(地下6.5km、堀割・盛土0.3km、高架0.4km) |
規格 | 軌間 1,067mm 直流 1,500V 設計最高速度 110km/h |
総事業費 | 約3,300億円 |
整備手法 | 償還型上下分離方式 |
整備主体 | 関西高速鉄道株式会社(第三種鉄道事業者) |
運行主体 | 西日本旅客鉄道株式会社・南海電気鉄道株式会社(第二種鉄道事業者) |
輸送需要 | 約24万人/日 |
開業目標 | 2031年春(予定) |