奈良県が奈良市登大路町の吉城園周辺エリアに整備を計画している吉城園周辺地区保存管理・活用事業。公募型プロポーザル方式により3社の内から選定された森トラストが優先交渉権者に決定。「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」をコンセプトとする最高級インターナショナルホテルを建設する。開業時期は当初2020年春を予定していたが、建物配置の見直しや旧知事公舎の耐震・活用計画の策定に時間を要したことなどを理由として、2022年夏頃に延期されることになった。
完成イメージ図
引用元:森トラストが優先交渉権者に決定【森トラスト】
設計は世界的な建築家の隈研吾氏の採用を提案。奈良の歴史ある風景を現代に昇華した建築デザインで表現。奈良の素晴らしさを世界に発信していくことを目指す。
施設配置図
引用元:奈良の声
計画では知事公舎や旧世尊院、吉城園主棟など既存の歴史的建築物を保存し、レストランやアーカイブ施設、展示会などが開催できる多目的空間、パーティー・会食会場として利用。県有地および旧副知事公舎、旧青少年会館の敷地に建設される宿泊棟は、地上2階建て、建築面積約3,900㎡、客室面積は50~70㎡が中心となる。
現地の様子(2021年4月)
物件概要
名称 | 計画名:吉城園周辺地区保存管理・活用事業 |
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所在地 | 奈良県奈良市登大路町 |
用途 | ホテル他 |
敷地面積 | 30,900㎡ |
建築面積 | 約3,900㎡ (※新規に建設される建物のみ) |
延床面積 | – |
容積率対象面積 | – |
高さ | – |
階数 | 地上2階 |
構造 | – |
建築主 | 森トラスト株式会社 |
設計者 | 隈研吾建築都市設計事務所 |
施工 | – |
着工予定 | – |
竣工予定 | – |
開業予定 | 2022年(令和4年)夏頃 |
地図
建設予定地は大宮通りの県庁東交差点の北東。奈良公園の玄関口にあたるエリアで、南側に奈良国立博物館、東側に東大寺がある。最寄り駅は近鉄奈良線の奈良駅で、1番出口から徒歩約7分。
公式資料および関連サイトなど
- 吉城園周辺地区保存管理・活用事業について【奈良県】
- 森トラストが優先交渉権者に決定【森トラスト】