国土交通省近畿地方整備局が平城宮跡歴史公園で復原を進めている第一次大極殿院南門復元整備工事。第一次大極殿院の正門となる南門を入母屋造の二重門に復原する計画で、規模は高さ20m、延面積195.68㎡、2022年3月の完成を予定している。
完成イメージ図
調査研究に基づく外観を復原するため、2011年(平成23年)に「第一次大極殿院建造物復原整備計画」を策定。「南門」、「西楼」、「東楼」、「築地回廊」、「内庭広場」を順次整備していくことが決定しており、南門復原整備はその第1段階にあたる。
南門は間口約22.1m、奥行約8.8m、高さ約20.0mの礎石立ちの建物となる。建築中に建造物を雨風から守る「素屋根」を組み立て、伝統工法で柱や梁を組み上げていく匠の技を見学できるデッキを設置している。
引用元:
第一次大極殿院南門復原整備工事【国土交通省近畿地方整備局】
第一次大極殿院 南門~2019年度から公開中【平城宮跡歴史公園】
現地の様子(2021年4月)
建築概要
名称 | 平城宮跡歴史公園 第一次大極殿院 南門復原整備工事 |
---|---|
所在地 | 奈良県奈良市佐紀町 |
用途 | – |
敷地面積 | – |
建築面積 | 449.81㎡ (素屋根 2,143.96㎡) |
延床面積 | 195.68㎡ |
容積率対象面積 | – |
高さ | [最高の高さ]20.00m [軒の高さ]14.14m [素屋根]30.02m |
階数 | – |
構造 | 木造 五間三戸二重門 基壇:流紋岩質溶結凝灰岩 礎石:花崗岩 屋根:本瓦葺 |
建築主 | 国土交通省 近畿地方整備局 |
設計者 | 復元原案:独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所 設計管理:公益財団法人 文化財建造物保存技術協会 |
施工 | 清水建設株式会社 関西支店 |
着工 | 2017年(平成29年)11月 |
竣工予定 | 2022年(令和4年)3月 |
地図
公式資料および関連サイトなど
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