ヒューリック・竹中工務店・JR西日本不動産開発・心斎橋開発特定目的会社(L Catterton Real Estateとパルコが共同出資)の4者が大阪市中央区南船場3丁目の心斎橋プラザビル本館・新館・東館および心斎橋フジビル跡地に建設中の(仮称)心斎橋プロジェクト。御堂筋と長堀通が交差する新橋交差点に面した立地の超高層複合ビルで、規模は地上28階建て、高さ132.6m、延床面積46,284.74㎡、ホテル客室数223室、2026年2月の竣工を予定している。
完成イメージ図
外観コンセプトは「Quartz」。心斎橋の華やかな文化やイメージをこの場所に結晶化させ、時代を超えて場所の力を映し出す。高層部は上昇感を生むランドマーク性を強調。低層部~中層部はボリュームを分節させて街並みになじむデザイン。
夜間は低層部のファサードや塔頂部を暖色系の上質な雰囲気でライトアップする。
オフィスワーカーが行き交う8階のオフィスロビーは2層吹き抜けの開放的な空間とし、御堂筋を望む屋外テラスと接続する。
引用元:「(仮称)心斎橋プロジェクト」について【ヒューリック】
フロア構成
地下2階~地上6階には多様な用途の店舗を誘致し、心斎橋エリアの賑わい創出に貢献。御堂筋・長堀通に面する連続したメゾネット店舗にはラグジュアリーブランドの誘致を計画している。
8階~14階には駅直結のオフィスフロアを配置。1フロア約268坪から最小分割区画約24坪まで多様なニーズに対応可能なフロアプランでエリア最高グレードの専有空間を提供する。
16階~28階にはヒューリックグループが運営する「ザ・ゲートホテル」が、関西エリア旗艦店として開業。系列ホテルでは最大の223室を有し、地上約120mの最上階には大阪の景色を一望できるルーフトップバーを設置する。
現地の様子(2024年5月)
物件概要
名称 | 計画名:(仮称)心斎橋プロジェクト |
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所在地 | 地名地番:大阪市中央区南船場三丁目8番4他 住居表示:未定 |
用途 | 店舗・宿泊施設・事務所 |
敷地面積 | 3,289㎡ |
建築面積 | 3,004㎡ |
延床面積 | 46,284.74㎡ |
容積率対象面積 | – |
高さ | 132.6m |
階数 | 地上28階・地下2階・塔屋1階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 |
建築主 | ヒューリック株式会社 株式会社竹中工務店 JR西日本不動産開発株式会社 心斎橋開発特定目的会社 |
設計者 | 株式会社竹中工務店大阪一級建築士事務所 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
着工 | 2023年(令和5年)1月 |
竣工予定 | 2026年(令和8年)2月 |
地図
建設場所は御堂筋と長堀通との交点となる新橋交差点の北東側。周辺は高級ブランドが軒を連ねる心斎橋の中心地にあたり、長堀通りの地下にはクリスタ長堀(地下街)や大阪市営の大規模な駐車場がある。アクセスは大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線の心斎橋駅の1番出口に直結する。