森ノ宮医療学園が大阪市住之江区南港北1丁目の咲洲コスモスクエア2期地区に建設したさくらポート。同大学のウエストポート(西棟)、イーストポート(東棟)、セントラルポート(南棟)に続く新キャンパスで、2020年度より開設された診療放射線学科が入る。規模は地上5階建て、高さ26ｍ、延床面積5,472.98㎡、2020年2月に竣工、同年4月より開講した。
完成イメージ図
引用元：現地看板より
外観はスタイリッシュなガラス張りで、屋内と屋外の空間をつなぐ階段状のウッドデッキからは開放感のある空間が広がる。実際の病院に近い環境を実現した新学科｢診療放射線学科｣の実習室や講義室のほか、全学科の学生が利用できるカフェテリアや新たな学習スペース、パウダールームなどを設置。
建物外観（2021年4月撮影）
人工運河の咲洲キャナルに面した庭園が整備されている
将来的な歩道橋の延伸を見越した構造
こちら側からだと非常にシンプルな建物に見える
外国人向けの日本語学校で2019年4月に開校した
建物の用途など詳細は不明
殺風景だったコスモスクエアの風景も賑やかになってきた
現在は5棟の施設を有する大型キャンパスとなっている
物件概要
| 名称 | 森ノ宮医療大学 さくらポート 計画名：(仮称)森ノ宮医療大学 新校舎新築計画 |
|---|---|
| 所在地 | 地名地番：大阪府大阪市住之江区南港北1丁目40番3・40番8 |
| 用途 | 大学 |
| 敷地面積 | 4,060.99㎡ |
| 建築面積 | 1,487.40㎡ |
| 延床面積 | 5,472.98㎡ |
| 容積率対象面積 | 5,341.62㎡ |
| 高さ | 26.000m |
| 階数 | 地上5階 |
| 構造 | 鉄骨造 |
| 建築主 | 学校法人 森ノ宮医療学園 |
| 設計者 | 清水建設株式会社 関西支店 一級建築士事務所 |
| 施工 | 清水建設株式会社 関西支店 |
| 着工 | 2019年(平成31年)2月1日 |
| 竣工 | 2020年(令和2年)2月3日 |
地図
場所は大阪南港の新都心を目指して造成された咲洲コスモスクエア地区。大阪市は当初、業務施設を中心とした街づくりを標榜していたが、需要の低迷により共同住宅等にも土地を利用できるよう計画変更を行った。最寄り駅は大阪メトロ中央線コスモスクエア駅で、4番出口より徒歩2分程度。またニュートラム トレードセンター前駅からも徒歩3～4分の距離となっている。
